エンタメの辺境から中心地を観測するブログ-Watching entertainment movement!

エンタメ界の端っこで生きる管理人が、世を騒がせる数々のエンターテイメント作品について、あれこれ考察するブログです。

欅坂46と日向坂46、エースを求めた2つのグループ

こんにちは。 

 

 

アイドルグループ欅坂46は、10月12日、13日のライブを持って活動休止、新たに櫻坂46として再始動することになりました。

 

そして、「けやき坂46」として結成され、2019年2月に改名した日向坂46。

 

欅の名を持っていた2つのグループは、これからは別々の道を歩むことになります。

しかしこの2つのグループは、名前以外にも多くの共通点を持っていたように思います。

 

今回はその中の1つとして、「共にエースを求めるグループ」であった点について考察してみたいと思います。

 

 

 

 

 目次

 

 

 

 

 

平手友梨奈」を求めた欅坂

デビューシングル「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たした欅坂46。その中心は紛れもなく平手友梨奈でした。

しかし2017年夏ごろから、平手はパフォーマンスが十分に発揮できない状況になります。

ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」でも描かれていましたが、公演当日に平手が出られなくなり、代役をどうするか話し合うシーンがありました。

最終的に代役を立てることはできず、ファンの動揺した表情が印象に残ったとメンバーは振り返っていました。

その後も欅坂メンバーはたびたび起こる「平手の不在」と向き合うことになったのです。

最終的に欅坂46は、平手友梨奈以外のセンターを正式に立てることはせず、グループとしての幕を引くことになりました。

 

 

「長濱ねるの代わり」を求めた日向坂

長濱ねるがたったひとりの「けやき坂46」となったことで「長濱ねるの仲間を探そう」と始まった「けやき坂」1期生オーディション。

そこで集まった1期生11人は、アイドルの素質を持っているから合格したことに違いないのですが、オーディションを担当した運営は「長濱ねるの仲間」という意識を持っていたことは間違いありません。つまり、「最終審査を辞退していても合格させるほどの逸材を食ってしまうような人物は選ばれない」という意識が、深層意識には働いていたように思います。

そうして始まった「けやき坂」ですが、長濱が漢字欅を兼任することにより、長濱の稼働は苛烈を極め、精神的に不安定であったことが「3年目のデビュー」でも描かれています。後に長濱ねるは、ひらがなけやきとの兼任を解除され、漢字欅専任となります。

そんな中行われた2期生オーディションは、運営にとって「長濱ねるの代わりを探すオーディション」であったことは間違いありません。

「エース候補」として集められた2期生たち。

そして新たなエースとして白羽の矢が立ったのが、小坂菜緒でした。

 

 

 二つの坂道の先

それぞれの道を歩みつつも、似たような課題を抱えて進んできた欅坂46と日向坂46ですが、新たに櫻坂46となった新グループは2期生の森田ひかるをセンターに据えることになりました。

新たなグループを新メンバーに託すというのも2つのグループの共通点。

 

これからもその道のりを、楽しみにしています。