エンタメの辺境から中心地を観測するブログ-Watching entertainment movement!

エンタメ界の端っこで生きる管理人が、世を騒がせる数々のエンターテイメント作品について、あれこれ考察するブログです。

2019年映画ランキング!

こんにちは。

 

今回は、エンタメ界の辺境で細々と生きている管理人が、今年観た映画をランキング化して発表させていただきます!

 

私は映画鑑賞を趣味の一つとしておりまして、なるべく月1本は劇場で映画を観るようにしています。

完全に個人的な楽しみで映画を採点しているのですが、せっかくなのでこのブログにも載せたいということで、書かせていただきました。

 

採点方法は、

物語、ビジュアル、演技・キャラ、インパクトの各5点満点+その他加点制(5点)の全25点満点で判定しています。

各作品にはコメントもつけています。 

すでに上映終了している作品もありますが、レンタルビデオ店や配信サービスでこれらの作品を見つけた時、このレビューが参考になれば幸いです。

 

 


10位 ファースト・マン 14点

(物語3、ビジュアル4、演技・キャラ3、インパクト2、その他演出2)

「セッション」「ラ・ラ・ランド」のディミアン・チャゼル監督が初めて原作付きの作品を監督した作品。

歴史的な功績に胸を高鳴らせる、というものでは収まらないドラマを描いていた。物語には常に「死」が漂っていた。

主観ショットが多く、徹底的に主人公に没入させる演出が良かった。

 

 


同10位 さよならくちびる 14点

(物語3、ビジュアル4、演技、キャラ4、インパクト1、その他演出2点)

全体的にじっとりと重い印象。曲の歌詞はすごく良かったが、その分台詞回しの説明してる感が際立っていた。

 

 


同10位 劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん 14点

(物語3、ビジュアル3、演技・キャラ4、インパクト4)

脚本はまさに王道。展開読めすぎて中だるみしたけど、結局感動してしまった。王道強し。

ゲーム内のキャラクターたちが演技しているシーンは画期的でとても面白かった。

 

 


同10位 いつのまにか、ここにいる/documentary of 乃木坂46  14点

(物語4、ビジュアル4、演技、キャラ-、インパクト4、その他監督の葛藤に1点、まとめ方の秀逸さに1点)

乃木坂の裏側、そして裏表の無さも知れる作品。卒業への思いのズレは失恋に似ているとか、アイドルである自分を演じられない葛藤とか、メンバーの秘めた想いをひしひしと感じた。

監督の、映画に対する葛藤もそのまま描いていた部分も良かった。

 

 


同10位 泣くな赤鬼 14点

物語4、ビジュアル3、演技・キャラ5、インパクト2、その他0

人の人生を描くとはこういう事だろう、という描写の丁寧さ。

それ故に中盤中だるみしたと感じたが、仕方のない部分。

前半のフリを丁寧に回収していくのは好み。これは原作もそうなのかな。

人の命が軽いわけがない、という当たり前のことを改めて感じさせてくれた。

 

8位 Fate/stay night Heavens Feel 15点

(物語4、ビジュアル4、演技・キャラ4、インパクト2、その他一見さんお断りに1点)

・前作はアクションを動きで見せていたのに、今作では止めが多いのが気になった。

前作同様、過去作予習を前提とした構成はあっぱれ。

 

同8位 アリータ/バトル・エンジェル 15点

(物語4、ビジュアル4、演技・キャラ4、インパクト3)

ビジュアルに気を取られがちだが、脚本の勝利という感じ。原作エピソードをうまく構成し直していてよくまとまっていた。

 

6位 愛がなんだ 16点

(物語4、ビジュアル4、演技・キャラ5、インパクト3、その他若葉竜也さんに1点)

感情と行動の裏腹さが面白い。スッキリする脚本構造ではないが、逆に恋愛のリアルさが出ていた。若葉竜也さんの演技がすごく良かった。

 

同6位 ‪ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ 16点‬

‪(物語2、ビジュアル5、演技・キャラ3、インパクト4、その他豪華俳優陣に1点、ラドンに‬ 1点)

怪獣の戦闘シーンはどれも素晴らしい。が、その分脚本にしわ寄せが来ている感じ。演技でごまかせるのも限度がある。ドラマ部分でテンションが一々下がるのは辛い。

盛り上がりたいのに。

 

4位 ホットギミック 17点

物語4、ビジュアル4、演技・ キャラ4、インパクト3、その他山戸監督に1点、堀未央奈さんに1点

原作の少女漫画をきっちり自分の作品として料理できている感触。

 アクが強いとも言える独特の 映像感覚が素敵。

関係性だけで物語が進むが故のテンポの速さには驚いた。


同4位 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 17点

物語4、ビジュアル4、演技・キャラ4、インパクト3、その他エイブラムスの手腕に2点

3部作の完結編かつシリーズ全9作の完結編という難しい仕事をよくこなしたなと。続編という難しいものを料理するためのあらゆるテクニックが詰まってました。回収、まとめの為の作品なので、驚きより納得が勝るのが数少ない難点だけどそれは仕方ないね。

 

 3位 「天気の子」18点

物語5、ビジュアル5、演技・キャラ4、インパクト3、その他新海監督の変わらないフェチズムに1点

かつての新海監督のテーマ性を取り戻した!

世界と人の関係性、全てを救うのではなく選択せざるを得ない人生。でも、「言の葉の庭」以降のハッピーエンド的エンディング。新海誠の集大成だ!

 

2位 ジョーカー 19点

物語5、ビジュアル5、演技・キャラ5、インパクト4、その他

悪人に変貌するアーサーに感情移入してしまう脚本術は見事。

ビジュアル的にも、階段が象徴的に出ていた。アーサーは悪の道へ転落したのではなく、ジョーカーへ駆け下りて行ったのだと分かる演出で良かった。

ホアキン・フェニックスの存在感は最高だった。

 

1位 スパイダーマン:スパイダーバース 21点

(物語5、ビジュアル6、演技・キャラ5、インパクト5 その他)

何もかもが高クオリティ。中盤の主人公のヘタレぶりに若干イライラするものの、後半の展開へのフリとなっていたので問題なし。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ご覧いただき、ありがとうございました。