2020年面白かった映画ランキング!
こんにちは。
もう間もなく、2020年も暮れようとしていますね。
今回は、今年映画館で見た作品を、面白かった順にランク付けしたいと思います。
今年新型コロナウイルスの影響によりなかなか映画館に通えない日々が続き、見られた本数も昨年より減ってしまいました。
しかし、それでも面白い作品は面白い。
採点方法は、
物語、ビジュアル、演技・キャラ、インパクトの各5点満点+その他加点制(5点)の全25点満点で判定しています。
それでは、紹介していきます。
第6位
3年目のデビュー 19点
物語4, 演出3,ビジュアル3、演技・キャラ5、インパクト3、その他日向坂のチーム感に1点。
日向坂46のドキュメンタリー映画。
デビュー年にして紅白歌合戦出場を決めた、今最も勢いのあるアイドルグループ。しかしその裏には簡単にはくくれない下積み時代があった・・・というのを描いている。
日向坂というグループはいかなる存在か?ということを教えてくれる映画であり、それは十分に伝わり、彼女たちの魅力が画面からあふれているが、映像的に攻めている部分はない。
第5位
屍人荘の殺人 20点
物語4、演出3、ビジュアル3、演技・キャラ4、インパクト5、その他浜辺美波さんに1点
クローズドサークルにゾンビを組み合わせるアイデアはあっぱれ。トリックもよくできていた。
原作にあった集団感染事件の首謀者のくだりを全カットなのは英断。だが、だとするとゾンビの発生源は不明としてもよかったのでは。
そして剣崎比留子役、浜辺美波さんが強烈に可愛かった。
第4位
僕たちの嘘と真実 21点
物語4,演出3、ビジュアル3, 演技・キャラ4、インパクト5,その他
この作品は、欅坂の歴史という予備資料を十分読み込んだものにのみ、その歴史の答えを教えてくれる作品と捉えたほうが良い。
欅坂46の活動の不可解な部分という謎に対する回答編として、本作品は機能している。
外から見て長い間疑問だった平手友梨奈のパフォーマンス不良は、心から来る問題だった。平手は挫折と戦っていた。自分が設定した高いハードルを、超えられない。
その挫折があったが、それでも助けてくれるメンバーに感謝していた。
欅坂には、チーム感があった。だからこそ、誰かが平手の代わりをやることはできない。平手の代わりは、無い。
という事実を知ることができたということにおいて、僕は本作に満足した。
第3位
TENET 22点
物語4、 演出5、 ビジュアル5, 演技・キャラ3、インパクト4、その他ノーラン監督に1点。
時間をテーマにしたSFアクション作品。
時間の順行と逆行をビジュアル的に見えるようにつくってあるのはさすが。
しかし、本作を観ていると、過去に起きた不可解な出来事の答えは必ず未来にあるということがわかってくるので、「驚き」という意味でのインパクトは多少薄れてくる。
セイタ―の妻であるキャット役の女優、エリザベス・デビッキの美しさには驚いた。
第2位
1917 命をかけた伝令 24点
物語4、演出5、ビジュアル5、演技・キャラ4、インパクト5、その他ワンカットのすばらしさに1点
全編ワンカット。実際には複数カットを繋いでいることはわかるのだが、作品上はつながっているのでワンカットという書き方をさせてもらった。
ワンカットであることで、引きの画を使うことができないために、画面から圧迫感を常に感じる。これが全編を通じて緊迫感につながっている。
その緊迫感のおかげで、小さな演出がとにかく胸に刺さる。「話し続けて」という一言、川を流れる桜の花びら。ほんのひと時一緒にいた人からの「幸運を祈る」という一言。
積み上げたすべてがしっかり昇華される脚本も素晴らしい。
戦場の伝令という小さな世界で描かれる、戦場のリアルさも最高。
第1位
パラサイト 半地下の家族 26点
物語5、演出5、ビジュアル5、演技キャラ5、インパクト5、その他音楽に1点
前半のテンポの良い、ある種小気味いい展開から一転したクライマックスは最高。
家主に見つかる展開は予想できたが、予想外の展開で飛び込んできた。
みんなこの後どうするんだ、というヒリヒリ感でずっと見ていられた。
ということで、今年、自分が見た映画の中でのベスト1は、「パラサイト 半地下の家族」でした。
盛り上がりがしっかり詰まっていて、最高の映画でしたね。
来年もよい作品に出合えますように。
そして、映画館がお客さんであふれることを願っています。
お読みいただき、ありがとうございました。